札幌市清田区の住宅街で、住民に暴言を吐き侮辱した罪に問われている56歳の男の2回目の裁判が17日、札幌地裁で開かれ、検察側は男に懲役10か月を求刑しました。

この裁判は、札幌市清田区に住む56歳の無職の男が、近所の住民に暴言を吐き侮辱した罪に問われているもので、17日は被害者が法廷で、「いつか殺されるかもしれないと思った」などと証言し、被告への厳罰を求めました。

札幌市清田区の住宅街で3年以上続いた“迷惑行為”

 一方男は、証拠となった防犯カメラの映像を見た感想を裁判長から求められると「恥ずかしいです。自分じゃないと言いたいが、自分だ。幼稚な4、5歳の発言だった」と述べました。

そして、なぜそうした行為に及んだのか聞かれると男は「ずっと自分の中で被害者に何か言ってやろうと思っていた」と答えました。

最後に裁判官から発言を促された男は「自分のとった行動で被害者の家族が苦しんでいることを初めて知り、2度と接触しない」と述べ、裁判は結審しました。

判決は10月3日です。