80代女性に架空の介護施設への入居をもちかけ、現金220万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで、16歳の少年が逮捕されました。少年は「受け子」などを募るリクルーター役とみられています。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、神奈川県横須賀市に住むアルバイト従業員の16歳の少年です。
警察によりますと、少年は20歳の男らと共謀のうえ、富山県射水市に住む80代の女性の家に「射水市内に新しい介護施設ができることになり、あなたが当選した」「入居資金を1000万円用意して一旦支払ってほしい」「全額が無理であれば220万円を用意してほしい」などと架空の介護施設への入居をもちかけて現金を宅配便で送付させ、だまし取ろうとした疑いがもたれています。
少年は「受け子」などを募るリクルーター役とみられています。
事件を巡っては、東京都葛飾区に住む職業不詳の男(20)と神奈川県横須賀市に住む解体工の少年(16)が詐欺未遂の疑いで6月25日に逮捕されています。
警察は3人の認否を明らかにしておらず、事件のさらなる共犯者について調べを進めています。