新潟県の病院局とJA県厚生連のトップによる話し合いの場が設けられ、医療再編を含め、改革を早急に進めていく方針で一致しました。
19日、県庁で行われた協議。出席したのは県病院局の金井健一 局長とJA県厚生連の塚田芳久 理事長です。

【県病院局 金井健一 局長】「お互い厳しい経営状況でございますけども、本日改めてキックオフをするということで、調整すべき項目を整理しながら具体的協議を進めていければと考えています」

13の県立病院を運営する県病院局は今年度、過去最大となる42億円の赤字を計上する見込みで、

11の病院を運営するJA県厚生連も人口減少や円安などを理由に来年度には資本金が枯渇する恐れがあるとしています。

協議は冒頭以外非公開で行われ、県によりますと、それぞれ行っている経営改革や今後のスケジュールを共有し、医療再編を含めた改革を早急に進めていく方針で一致したということです。

【JA県厚生連 塚田芳久 理事長】「それぞれの文化、色合いが違いますので、その中で効率的な連携を取る、協力をとる、それには少し工夫が必要だなと。同じ釜の飯を食ってお互いを知るぐらいの連携ができたらなっていうようなことも言わせていただきました」

【県福祉保健部 中村洋心 部長】「持続可能な病院運営を行っていくためには、お互いの改革を圏域全体の最適な医療体制の構築につなげていくことが重要であるという点については共通の認識だったというところです」

今後は、今回出た論点を実務担当者レベルで整理した上で、必要に応じて協議の場を設けていく方針です。














