「芸術の秋」、レトロなアートの数々を見て、大正ロマンの雰囲気に浸ってみませんか?
福島県の郡山市立美術館では「大正イマジュリィの世界~モダンデザインの饗宴~」が開かれています。そもそも「イマジュリィ」って何なんでしょうか。
永山多貴子館長「もともとフランス語で、図像とか図案という意味です。企画展では本の装幀や雑誌、絵葉がきなど、広い意味でデザインやイラストレーションを表しています。大正時代は印刷技術が発達し、身近にイラストレーションを目にする機会が増えました」
例えば、老舗百貨店の三越が発行した、色鮮やかでおしゃれなカタログや広報誌。これらをデザインしたのが杉浦非水という作家、今でいうグラフィックデザイナーです。

展示作品は本の表紙やポストカードなど生活に密着したものも多く、およそ400点が展示されています。