県が入札を募っていた本島東海岸の大型MICE施設の整備・運営事業について、期日の18日までに参加を表明する事業者がなく、入札不調となりました。これにより2029年3月としていた施設の開業時期が遅れるということです。
西原町と与那原町にまたがる大型MICE施設について県は、民間の資金やノウハウを活用して施設の整備・運営を行う「PFI方式」で実施する方針で、今年6月から入札を公告していました。

県は、大型展示場や多目的ホールのほか、MICE施設に隣接したホテルの整備・運営を主な要件としていましたが、18日までに参加を表明する事業者はありませんでした。
県の担当者は、「ホテルの採算性や事業者の人手不足などが理由ではないか」と推測しています。
県は今後、新たな入札公告に向け事業者から聞き取りを行い、条件の見直しなど対応を検討するとしています。
東海岸MICE施設をめぐって県は当初、2020年の開業を目指していましたが、国の財政支援が受けられず、2029年の開業に計画を延期していました。