秋の果物には、どのような影響が出ているのでしょうか。

福岡大同青果果実部・楢崎芳光課長「カキの状況については、降水量が少なかったものですから全般的に小玉傾向で、玉のなり具合も多くはない、量で言えば多い年ではない。極早生ミカンはそこまで影響はないんですけど、降水量不足と天気が続きましたので、実割れとか日焼け等でかなりほ場で廃棄している状況ですので、数量的な面で言えば厳しい状況だろうと思います。九州産のナシはほぼ終盤に入ったんですけど、この気象状況で1割くらいの減、9割程度の出荷数量で終了しそうな感じです」

猛暑の影響でブドウやリンゴなどには着色不良という被害も出ています。

高温が原因の着色不良は味には影響がないものの、見た目が劣るため、商品価値が低下して、価格が下がると見られています。

福岡大同青果果実部・井上光司課長「青森産の『サンつがる』を中心に入荷しています。非常に暑い猛暑ということで、リンゴは着色がかなり悪いということで、色の薄い物が多いんですけど、味についてはおいしく仕上がっていると思います」