観測史上最も暑い夏と長引く厳しい残暑で、葉物野菜は品薄が続き、価格が高止まりしています。カキやサツマイモなどが例年より小ぶりになるなど秋の味覚にも影響が出ています。

福岡市の青果市場です。旬の野菜や果物が次々と競り落とされていきます。

福岡大同青果によりますと、猛暑の影響で出荷量は例年より1割ほど減っているということです。

福岡大同青果野菜1部・桑山典也部長「ネギとかいろんな野菜が畑で枯れてしまって、品質的にかなり低下しているということで、例年よりかなり厳しい。秋冬野菜、秋口から冬場の野菜の定植作業に各産地入っていますけど、例年からしたら、猛暑と雨がないというところで定植が遅れていますので、そういった意味では野菜全般が落ち着くのはまだまだ先かなと思っています」

これから旬を迎える秋の味覚にも影響が・・・サツマイモやクリは例年より小ぶりで出荷量も少なくなっているということです。

福岡大同青果野菜2部・三苫和隆課長「昨年より若干少ない入荷量となっています。土物関係も暑さと干ばつの影響で、どの品目においても小ぶりなのかなという風な感じを受けます」

ただ、佐賀県白石町産のレンコンは生育も良く、順調だということです。