自民党総裁選 勝敗を分けるのは

山内あゆキャスター:
過去最多の9人が立候補した自民党総裁選。国会議員票の動向がわかってきました。

まずは自民党総裁選の制度から確認していきます。

▼9月27日投開票
▼第1回目の投票:国会議員票367票、党員・党友票367票、計734票

1回目で過半数を獲得した人がいた場合、その人が総裁に。一方、過半数に届いた人がいない場合、上位2人での決選投票に。

【現在の国会議員票の動向】(JNN調査より)

小泉進次郎氏:50人以上
小林鷹之氏:50人程度
林芳正氏:40人前後
石破茂氏:40人前後
高市早苗氏:30人台
河野太郎氏:30人前後
上川陽子氏:20人台
加藤勝信氏:20人台

ただ、まだ「態度不明」が40人以上いるので、これで決まるわけではありません。

さらに、態度不明の40人が一人に集まったとしても、どの候補も議員票の半分以上を集めるのは不可能のため、決選投票が確実ではないかということです。

井上貴博キャスター:
印象としては小林鷹之氏が伸びて、石破茂氏、高市早苗氏が伸び悩んでいるなと感じたのですが、どうご覧になっていますか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
態度を明らかにしていない人が40人ぐらいいるため、どう上積みしてくるかが鍵ですが、一番票を得た人でも80票はいかないぐらいの“どんぐりの背比べ”のようになるでしょう。党員投票が決定的な影響を持つことになると思います。

ホラン千秋キャスター:
まだ態度を示していない方々は、何をもって投票する人を決めるのでしょうか。

星浩さん:
これからの論戦、政策的な中身についても「この人が本当に総理・総裁で大丈夫か」と吟味をするものと思われます。おそらくベテランの人で態度を表明している人が多いので、その人たちがどう判断するかです。