自民党総裁選をめぐり、JNNでは投票総数の半分を占める国会議員票の動向を探りました。小泉進次郎元環境大臣が50人以上の支持を固めトップに立ち、小林鷹之前経済安保担当大臣がこれに続いています。
総裁選の議員票は地方票と同数の367票で争われます。
JNNの取材では、小泉氏と小林氏がともに50人を超える議員票を固めました。小泉氏がトップに立ち、小林氏がこれを追う展開です。
また、林官房長官と茂木幹事長は40人前後の票を、石破元幹事長、高市経済安保担当大臣は30人以上の票を固めました。河野デジタル大臣がこれに続いています。
残る上川外務大臣、加藤元官房長官は推薦人20人からほとんど支持が広がっていません。
各候補の支持の内訳を見ると、小泉氏は菅前総理のグループを中心に幅広く支持を集めているのに対し、小林氏は解散を決めた安倍派や二階派を中心に中堅・若手議員が多く集まりました。
また、林氏は旧岸田派、茂木氏は茂木派、河野氏は麻生派と自身の出身派閥が支持議員の大半を占めています。さらに高市氏は安倍派などの保守系議員が、上川氏は女性議員が多いのが目立ちます。
ただ、まだ40人以上の議員が投票行動を明らかにしておらず、地方票の動向を見て支持を変えたりする議員も一定数いることから、情勢は変わる可能性があります。
現状では、いずれの候補も議員票の半分以上を占めるのは不可能で、地方票を含めても1回目の投票では過半数の368票を獲得できないことから、上位2人による決選投票にもつれこむのが確実な情勢です。
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