暖冬で冬を越すようになったジャンボタニシ

コンクリートや稲に付着しているジャンボタニシの卵。ジャンボタニシは柔らかい草を好むため、田植え後の稲を食い荒らします。佐賀県の調査で例年の3倍のジャンボタニシが確認されたため今年6月、佐賀県は初めて「ジャンボタニシ注意報」を発表しました。専門家は「暖冬」が大量発生の原因だと指摘します。

佐賀県農業技術防除センター 善正二郎さん
「暖冬であれば、水田内での越冬率が高くなる傾向が出ています。今年は暖冬でしたので、ほぼ100%の越冬率と推計しています」

大島さんの場合、ジャンボタニシによる被害で収穫が1割ほど減ったということです。暑すぎる夏はコメの生育に影響しますが、暖かい冬もコメの収穫にダメージを与えています。