「死んでもいい バッティングのために」
(満山一朗さん)
「太ももの力がいる。いちばん痛い場所の。これが打球を飛ばす基本」
バッティングセンターには週に3回通っています。まずは、腹ごしらえ。同じ施設内にあるカラオケボックスで高菜ピラフを食べるのが定番です。
(満山一朗さん)
「汗をかくから塩分が必要。血圧が高いから本当はとってはいけないけど、とらんとやっていけない。死んでもいいバッティングのために」

デザートは、はちつみがかかったアイスクリームです。
(満山一朗さん)
「ねっとりしている食べ応えがある」
食べ終わるといざ打席へ。バットを握るとさっきまでの笑顔から一変、真剣な面持ちになります。

10年以上前から変わらないノーステップ打法。毎回、球の速さは120キロ。力のある真っ直ぐに食らいついていきます。
捕らえた打球は、2週間ぶりのホームラン。笑顔がこぼれます。
(満山一朗さん)
「健康の基です。この汗は」
この日は100スイングで2つのホームラン。85歳の意地を見せました。

(満山一朗さん)
「いいんじゃないですか。久しぶりにホームランが出た」
従業員との交流も楽しみの一つです。
(メテオスーパードーム・假屋俊介さん)
「きょうはいないんですかと問い合わせがくる。この店にとっても、なくてはならない存在」
奮闘する一朗さんですが、4年まえ、病気を患いました。
(満山一朗さん)
「膀胱の下にある臓器にがんができて、見つかった時は悪かった」