『行ってこい』と千円札を突きつけられた
(満山一朗さん)
「50球打って1球も当たらん」
「かすりもしない。バッティングをやめた」
あきらめかけていた一朗さんに、当時93歳だった父・直之輔さんが声を掛けました。

(満山一朗さん)
「『おいバッティングはどうした。お前、男が始めたものを1日で辞めてどうるんだ』と大きい声で怒られて」
「『行ってこい』と千円札を突きつけられた」
仕方なくバッティングセンターにもどると、挑戦する人が少なかった140キロのマシンがある打席を見つけます。
(満山一朗さん)
「ここなら空振りしても恥ずかしくないと思って打席に入ったのが運命」
「野球を知らなかったので振り回すだけ。それが当った球がホームランの的に当たった」
奇跡の1号ホームランをきっかけにバッティングにのめり込んでいきます。