得点力不足の解消が喫緊の課題となる中、ベテランの梅崎司(37)は、引き分け狙いでも着実に勝ち点を積み上げることが残留へのカギと考えています。

梅崎司

梅崎:
「攻撃も大事ですが、失点をせず、負けない戦いも非常に大事だと思います。現実的に戦うことも残留への一つのプランと思います」

サポーター:
「何とか残留をしてくれると思います。それを信じて応援するしかないんで」「勝つ試合が見たいですね」「大分トリニータは昔から修羅場を乗り越える精神でがんばってきたので、今度も残ってくれると思います」

一方で明るい材料も。膝の大けがで1年以上戦列を離れていたユース出身の屋敷優成(20)が山形戦で復帰。去年、年代別の日本代表にも選ばれた屋敷は、8日に行われたトレーニングマッチで3得点をあげ、チームの起爆剤として期待がかかります。

屋敷優成

屋敷:
「これから試合に出られるようになったら必ず点を取って、結果で恩返ししたいと思います」

片野坂監督:
「残り8試合、指揮をとらせてもらうことになり、まず勝つゲームができるように、そして喜び合えるように、悔いのないように戦いたいと思います」

クラブ創設30周年の節目に迎えた大きな試練。J2残留に向けて負けられない戦いが続きます。