今年8月末に熊本県内を通過した台風10号で、避難所の運用方法について不適切な点があったとして、熊本県天草市が運用を見直したことを明らかにしました。
天草市は台風10号の接近に伴い、8月28日の午後6時に天草市民センターを避難所の一つとして開設しました。

天草市防災危機管理課によりますと、このセンターでは、和室や武道場、ホールなどを避難所として開放して、センター側はエアコンが効いた和室などを優先的に案内していました。
しかし一部の避難者が、体育館の利用を希望したものの、体育館では当時、スポーツ団体が利用していたことから、すぐに入ることができなかったということです。
避難所を開設した際に、体育館などの利用を中止する規定がないことが原因で、市はRKKの取材に「避難者への配慮に欠けていた」として、今後は避難所を優先的に利用するように徹底する方針を明らかにしました。














