「もっと成長したい」
大会を終えて松田が感じた事とは…
松田:
悔いももちろん残る大会だけど、さらにもっと成長したいと思わせてくれる大会だった。
「もっと成長したい」そのきっかけをくれる出逢いがあった。サーフィン日本勢でただ一人、閉会式に参加した松田。そこで初対面のレスリングの選手から声をかけられ、仲間に入れて貰い、記念撮影の輪に入った。今大会11個のメダルを獲得したレスリング勢。胸元に輝いていたたくさんのメダルを持つ彼らに囲まれて松田の心は大きく動かされた。
Q.メダルを獲った選手などを見ると、よし!って思ったりする?
松田:
実際にそのメダルの輝きとか重さを見て、自分も次は絶対オリンピックでメダルを獲りたいなって…すごいオリンピックでメダルを獲る事の価値をそこで感じた。パリはそこで終わって、次はロサンゼルスっていう、そこで自分の気持ちも切り替わった気がしました。
刺激もたくさん受けた。それは閉会式に出たからこそ生まれた決意があった。
松田:
他の競技の方と話すと違うじゃないですか…“メダルが当たり前”の競技もあるからそれがすごい…新しい刺激で…
松田詩野、再出発。新たな決意を胸に4年後への挑戦は、もうすでに始まっている。
松田:
ロサンゼルスオリンピックではメダル!(パリでは)オリンピックを楽しむ事が出来て…でもやっぱり、終わってみてメダルを獲れなかった悔しさがこみあげてきて…メダルを獲って自分もいろんな人に見せたいと思った。
Q.まだまだチャレンジャー…
松田:
はい、チャレンジャーです。一生チャレンジャーです。
松田詩野(まつだ・しの)
プロサーファー。2002年8月13日生 神奈川県茅ヶ崎出身。初出場のパリ五輪は9位タイ。














