訪米中の玉城知事は現地時間の11日、大学での基調講演や外交政策の有識者らとのパネルディスカッションを行い、沖縄の基地問題や地域外交などについて意見を交わしました。
現地時間11日、米・ジョージ・ワシントン大学で開催されたシンポジウムで玉城知事は沖縄の基地問題や地域外交などについて基調講演を行いました。

そのあと行われたパネルディスカッションには玉城知事のほか、米国の外交政策の有識者らが参加しました。
沖縄の米軍基地への相次ぐ戦闘機の配備や南西諸島での防衛力強化の動きについて玉城知事は、「軍事力の強化による抑止だけでなく、対話と地域外交などで地域の緊張緩和と信頼醸成が必要」だと強調しました。

これに先立ち、玉城知事は、米国務省と国防総省の日本部長とも面談し、米兵による性的暴行事件について、実効性・透明性のある再発防止策を行うことなどを直接要請しました。
▽玉城知事
「まさに今回の女性に対する暴力事件で通報体制が全く日米合意が守られずに毀損されていたことについての懸念を表した」
米側は「懸念を共有しているし、深刻に受け止めている」としたうえで、新たに設置されたフォーラムが、再発防止になるよう期待を示したということです。