野田氏は出馬を断念 小泉氏の推薦人に 他候補の陣営は「野田さんはタイミング的に一番高く自分を売った」

午後5時ごろ、急きょ会見を開いた野田元総務大臣。

野田聖子 元総務大臣
「本日、総裁選立候補を断念することを報告します。小泉進次郎さんご本人から何度も直接電話をいただきました。仲間と何度も何度も相談し協議したなかで、お受けすることにしました」

野田氏は出馬を断念し、小泉氏の推薦人になると表明したのです。

ベテランの野田氏が加わったことで、小泉陣営では厚みが増したとして歓迎する声があがる一方、他の陣営からは冷ややかな見方も…

他候補の陣営
「ポスト狙いかな。野田さんはタイミング的に一番高く自分を売ったね」

一方、上川外務大臣が11日、出馬会見を開きました。

上川陽子 外務大臣
「総裁選に立候補し、日本の総理として難問から逃げず、国民の皆様と新たな日本を築いていきたい」

他の陣営からの引きはがしなどもあり、推薦人集めが難航した上川氏。10日、推薦人20人を確保できたものの、麻生派の議員が9人とおよそ半分を占めました。

他陣営の自民党幹部
「これで上川さんは麻生さんのいいなりになるだろうな」

すでに駆け引きが始まっている自民党総裁選。12日告示の総裁選は、9人による争いとなる構図がほぼ固まっています。

一方、立憲民主党の代表選では、4人の候補が能登半島地震の被災地を視察しました。