今年、各地で頻発している“ゲリラ豪雨”。様々なケースで役立つお天気アプリを紹介します。
関東 今夜のゲリラ豪雨は? 9月も予測困難な雨続く?

國本未華 気象予報士:
11日午後6時過ぎ、栃木県内の南西部方面で雨が強まり、小山市などでは浸水の危険度もかなり上がっています。北部では夜遅くにかけてゲリラ豪雨が起こりやすい状況になっています。
上村彩子キャスター:
ゲリラ豪雨の予測は困難なのでしょうか。

國本 気象予報士:
ひとつひとつの積乱雲の正体をつかむのはとても難しいですね。台風や前線は広い雨雲なので予測がしやすいのですが、一つの積乱雲の水平方向の広がりは数㎞~十数㎞しかありません。そのためゲリラ豪雨の“卵”はかなり小さく、短時間で急激に発達するため事前に察知しにくいのです。
ホラン千秋キャスター:
小さい雲は何がきっかけで発生するのでしょうか。
國本 気象予報士:
きっかけは風と風の局地的なぶつかり合いで、風が集まると、そこでだけ上昇気流が増して雨雲として発達していきます。雲を予測しているようで実は風の流れなど細かいものを予測しているような形です。