土地の境界調査をしていた男性が今年7月、国道沿いの歩道に座り込んでいた高齢女性を発見。女性は滝のような汗を流していて、男性はすぐに異変を察知しました。
アスファルトに座り込んでいた
大分県日出町で今年7月31日正午ごろ、建築関連会社のキョウワに勤める荒金智実さん(39)は、公有地と私有地の境界を調査する仕事をしていました。
すると、少し離れた国道10号沿いの歩道上で、座り込んでいる女性を発見しました。
荒金さん:
「国道沿いを歩いていた時に遠くの方に座り込んでいるような人が見えて、近づくと日傘を持っていたが、さすことなく座り込んでいる高齢女性がいました」

この日の大分の最高気温は36.1度。仕事上、路面温度がすでに39.5度に達していることを把握していた荒金さんは、女性に近づくと滝のような汗を流していて、すぐに異変を察知しました。
荒金さん:
「酷暑ですので、アスファルトの歩道でそこに座り込んでいること自体が異常ではないかと思った。違和感を覚えたのですぐに声をかけました」
「『大丈夫ですか』と話したら、うなずきはしたんですが、大量の汗を流していたので飲み物を手渡し、状況的に危険ではないかと判断して通報しました」