救急車の出動件数が過去最多になる中で…

去年6月には北海道で緊急走行中の救急車と乗用車が交差点で衝突し 横転する事故も発生。救急隊員にとって交差点の走行は特に気を使うといいます。

(豊田市消防本部 安藤厚 救急隊長)
「(Q:出動時に危険な場面に遭遇したことは?)結構あります。急ブレーキをかけて回避することが度々あります」

さらに、こちらは救急車が側道から合流しようとした際の映像。車が道を譲ろうとはせず、なかなか進むことができません。

高齢化を背景に救急車の出動件数は2022年には過去最多に。
一方、通報を受けてから現場に到着するまでの時間は10.3分と、初めて10分を超えました。

一分一秒を争う出動にも関わらず、この20年で4分遅くなっています。

(豊田市消防本部 安藤厚 救急隊長)
「少しでも道路状況を良くしてもらうことで、病院に到着することが早くなれば、医療を早く提供できるという部分で大変助かる。適切に譲ってもらうことが一番ありがたい」