2年前、新潟県内で相次いで発生した高病原性鳥インフルエンザ。もし、発生したらどう対応すればいいのか?
10日、畜産団体の関係者らが参加して防疫措置の手順などを確認する訓練が行われました。

柏崎市で県が行った防疫訓練。市内の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した場合を想定したもので、自治体や民間の畜産団体の関係者およそ220人が参加しました。

訓練ではまず、簡易検査で「鳥インフルエンザの疑いがある」と判断されてからの流れを確認。

【保健師】「なにかご病気はありますか?」
【職員】「ぜんそくがあります」

防疫作業にあたる職員は体温や血圧を測定し、保健師から診察を受けます。防護服やゴーグル、手袋などもウイルスが入り込まないように着用し農場での防疫作業に移りました。

県内では2022年度、鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、過去最多となるおよそ257万羽のニワトリが処分されていました。

【県農林水産部 畜産課 仲山美樹子 課長】「リスクの高い状況をなんとか頑張って乗り越えていただきたいですし、我々もこうして対応を共有しながら万が一の時には迅速、的確にまん延防止措置ができるように一丸となって頑張っていきたいと思います」

県は、訓練での課題を洗い出し、万が一の事態に備えていくとしています。