ハエトリグモって…ハエを捕まえる?

ークモの性質をもっているということでしょうか。

(大野さん)
「ハエトリグモの仲間なので、普段からうろうろ歩き回りながら、獲物である小さなハエのような生き物を見かけたら動きがアリからハエトリグモに早変わり。

よーく狙いを定めて…目の前にいる獲物に飛びついて捕まえようと…ピョン!。【画像⑤】

【画像⑥】ハエをつかまえたアリグモ

(大野さん)
「でも、アリそっくりなスリムな体はまっすぐ飛びつくのにあまり向いていないのか、ほかのハエトリグモより少し動きが鈍いアリグモくん」

「狩りはちょっと苦手で、よく獲物に逃げられてしまうようです」

ーこのアリグモ、珍しいのでしょうか?

(大野さん)
「アリグモは珍しいアリではなく、都市部でもよく見られます」

「成体の大きさは5~8mmくらいの小さな生き物ですので、見逃してしまうかもしれませんが、ふと『アリかな?』と見た時に、『君、クモじゃん!』と気が付いたら少しほっこりしませんか?」

ーこれまでアリグモに遭遇していても、誤ってアリと認識してしまったことがありそうですね。

みなさんの周りの小さな生きもののアリグモ、見つけたら、そっと見守ってあげてください。