家畜のえさの原料となる飼料用トウモロコシの生産拡大に向けて、宮城県大崎市で10日、収穫作業の実演が行われました。
大崎市古川富長で行われた実演会には、地元の農家やJAの関係者らおよそ150人が集まり、専用の機械を使って飼料用のトウモロコシを収穫する作業が公開されました。

家畜の輸入飼料が高騰するなか、JA古川は、国産飼料の生産拡大を図ろうと、2022年から飼料用トウモロコシの実証栽培に取り組んでいます。見学した農家は水田からの転作の方法などを学んでいました。
生産者:
「収量も思ったより取れている。転作(する農家)はしっかり守って、トウモロコシについてもこれ以上に(転作を)進めてほしい」

天候にも恵まれ飼料用トウモロコシは順調に生育が進んでいて、10月上旬までに700トンの収穫が見込まれています。