富山のカニ籠漁は、餌を入れたかごを水深800mから1000mの海底に連ねて沈め、カニを誘い込みます。

しかし、塩谷さんが漁で使っていた150個のカニかごは、元日の能登半島地震による富山湾内の海底地すべりですべて土砂に埋まってしまったとみられています。

塩谷久雄さん:「1月にもし、10日沖出たとしたら一日30万、40万あったとしたら、10日なら400万円の被害やねけ、道具の被害と乗組員の給料と水揚げできなかった損害と入れたら1000万円でてしまう。甚大やね…。自然災害だからね…」

2月から漁の再開にこぎつけたものの、記録的な不漁に見舞われました。

富山県水産研究所が2月に行った調査では、富山湾のベニズワイガニの個体数が例年に比べ2割以下に激減していたことがわかりました。減少した理由については次のようにみています。
富山県水産研究所:「海底地すべりによってベニズワイガニが生き埋めになったり海底の環境が変化してベニズワイガニが他の海域に移動した可能性などが考えられると思います」
結局、ことし1月から5月にかけて新湊漁協でのベニズワイガニの漁獲量は、前の年の3割ほどにとどまりました。

塩谷久雄さん:「慌ててみたところでどうにもできん。相手は自然だからね。付き合ってやってかんなん。秋の解禁に期待したい」















