これまで7人が立候補を表明している自民党総裁選。JNNの世論調査で誰が総理・総裁にふさわしいか聞いたところ、小泉元環境大臣がトップだったことが分かりました。

“次の総理・総裁”小泉氏1位に JNN世論調査

週末の東京・銀座。炎天下のなか、手荷物検査の列に並ぶ人々のお目当ては、前の日に総裁選への出馬を表明した小泉元環境大臣です。

自民党 小泉進次郎 元環境大臣
「今の自民党に必要なのは、自民党の内向きのことばかりを見てリーダーを決める選挙じゃない」
「自民党の中だけを向いている総裁選では、これは自民党の信頼回復に繋がりません。私には皆さんの力が必要です」

強調したのは、総裁選を「内向きのものにしない」ということ。解散総選挙もにらみ、世論を味方にして、総裁選への支持を訴える戦略のようです。

この週末にJNNが行った世論調査で、「次の総理・総裁にふさわしい人」を聞いたところ、小泉氏が1位だったことが分かりました。

2位で続いたのが、石破元幹事長。8日に訪れた葛飾区柴又では、映画「男はつらいよ」の寅さんと同じ格好で商店街を練り歩きました。

記念撮影に応じるその手には、なにやら文字が。演説で話そうと用意した、その地域ならではの情報がびっしりと書かれていました。

自民党 石破茂 元幹事長
「お互いが笑顔で、お互いが思いやりあって、額に汗して働く人が幸せを得られる。そういう日本をもう一度取り戻すために、私、石破茂、今度が最後の戦いであります」

世論の高い支持を背景に街頭で広く訴える戦略に出る2人。ただ、実際の総裁選でカギを握る地方票は党員たちが投票します。