長崎の「被爆体験者」が被爆者への認定を求めた裁判で、長崎地方裁判所はきょう、一部の原告の訴えを認める判決を言い渡しました。

この裁判は、国が定める被爆地域の外で原爆の放射性微粒子を浴び、被ばくしたと訴えている「被爆体験者」44人が長崎県と長崎市を相手に被爆者健康手帳の交付を求めているものです。

広島では、被爆地域の外で「黒い雨」を浴びた人たちを被爆者と認めた判決が3年前に確定しています。

午後2時から行われた判決言い渡しで、長崎地裁の松永晋介裁判長は一部の原告の訴えを認める判決を言い渡しました。