障がいも性別も超えてONE TEAMに

「車いすバスケ」は両手を自由に動かせる選手が参加しますが、「車いすラグビー」は両手を含めた上半身の運動機能に障がいがある人たちも参加できる競技で、男女混合なんです。基本的なルールですが、ボールを持った選手がトライラインを超えると点数が入ります。

1人の選手が10秒以上ボールを持ち続けることはできず、パスやドリブルをしなければいけません。
片手でドリブルをしたり細かく車いすを操作したりできる障がいの軽い選手が主に攻撃を担う一方、背中や手首など上半身にも障がいがある選手は守備を担います。

「ラグ車」の守備が見どころ

車いすにも攻撃型と守備型があり、攻撃型は小回りが利くようにコンパクトですが、守備型は大きなバンパーが飛び出しているのが特徴。このバンパーでタックルしたり相手の進路をブロックしたりする動きが見どころの一つです。

各選手は、障がいの最も重い人が0.5、最も軽い人が3.5と、障がいの程度に応じて7段階に分けられ、コートに出る4人の合計を8ポイント以内に収めなければいけません。障がいの程度や男女をうまく組み合わせるチーム力が問われる車いすラグビー。