"令和のコメ騒動"とも言われる全国で相次ぐコメの品薄や価格高騰。

愛媛県内では品薄状態は見られませんが、例年と比べてコメの需要が高まっている店もあるようです。一体なぜなのでしょうか…

"収穫の秋"が到来。
各地で稲刈りが行われ、コメの出荷が最盛期を迎えています。

愛媛県松野町の道の駅でも新米の販売が始まり、6日も買い求める客の姿がありました。
虹の森公園まつのかごもり市場 松浦美穂 店長
「この時期にしか味わえない新米の味、みずみずしさ、うまみ、甘みを楽しんでいただけたらと思いますので」

こうした中、全国で問題となっているのが"令和のコメ騒動"とも言われるコメの品薄状態です。

坂本哲志 農林水産大臣
「一部地域において、店頭での購入に対して納品が追いつかない状況である」

農林水産省は「今月中にコメの品薄は解消する見込み」としていますが、卸売業界からは台風の影響などで今後のコメ不足を心配する声も挙がっています。

県内での品薄状態は見受けられませんが、西条市の産直市ではコメ不足が懸念され始めた6月ごろから需要が高まり、例年と比べて2割から3割ほど販売量が増えているといいます。
そのワケは…。

ときめき水都市 森高和男 店長
「地元の方が県外にお住いの身内や知人に、『コメがない』と言われて送ってあげるというのが非常に多いようです」

愛媛から品薄が深刻な地域にコメを送る人が増えているということで、6日も郵便局員が発送するコメを集めるために店を訪れていました。

こちらでは去年産のコメについては売り切れている種類があるものの、新米の季節を迎え在庫は潤沢にあるということです。

森高店長
「ゆっくり落ち着いてお買い物に来ていただいて、いる量を買っていただくことを心掛けていただくと助かります」