子宮頸がんの主な原因は?男女とも感染する『ヒトパピローマウイルス』

子宮頸がんとは、子宮頸部にできるがんで、主に『ヒトパピローマウイルス(HPV)』というウイルスで、キスを含む性交渉を通して男性からも女性からも感染します。

性交渉の経験がある人の感染率は8割以上とも言われるありふれたウイルスで、感染してもほとんどは自然と体から出ていきますが、一部は悪化し、女性の場合は『子宮頸がん』へと進行します。1年に1万人以上の女性が罹患し、約3000人が亡くなっています。

男性では「中咽頭がん」や「肛門がん」の原因となり、「集団免疫」をつける観点などから、オーストラリアなどでは男女ともにワクチン接種が進んでいます。