兵庫県の斎藤知事をめぐるパワハラ・おねだり疑惑に関する問題について、6日に百条委員会が斎藤知事や元副知事の片山安孝氏らに証人尋問を行います。その模様をライブ配信いたします。
【6日百条委員会】
開始:午前9時45分
元兵庫県副知事・片山安孝氏 証人尋問:午前10時半~正午ごろ
斎藤知事 証人尋問:午後3時~
兵庫県の斎藤知事に対するさまざまな疑惑を調査する百条委員会。6日には斎藤知事や側近だった元副知事への証人尋問が行われます。5日にも百条委員会が行われ県の幹部らが出頭しました。キーパーソンらは5日の百条委員会で何を語ったのでしょうか。
兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラなどの疑惑をめぐり5日に開かれた百条委員会。主なテーマは「告発者さがし」の是非で、午前には公益通報の制度に詳しい専門家が、斎藤知事らの対応が公益通報者保護法に違反すると証言しました。
(上智大学・奥山俊宏教授)「独裁者が反対者を粛清するかのような構図だった。最初が通報者さがし。それが一番やったら良くなかったこと。やらなければ全て起こらなかったこと」
そして、午後からは県の内部調査に協力し元幹部への懲戒処分を「問題ない」と助言したとされる弁護士が出頭。4月に公益通報制度を利用した元幹部について調査結果が出る前に県が懲戒処分したことについて、正当だったと強調しました。
(藤原正広弁護士)「(元幹部の3月の告発は)居酒屋ですので、お酒を飲みながらの話ということになれば、真実性が担保されているかという点で疑問を抱かざるを得ない。真実相当性が認められないので懲戒事由があるから、懲戒処分をしても適法だと考えられるという見解です」
一方、県の人事課から、「公益通報の判断を待たずに処分をできないか」などと相談を受けていたかどうかについては…
(藤原正広弁護士)「そういう相談があったことは事実。(Qいつ誰からどのような相談があった?)そこは記憶にございません。明確にはいつ誰からというのは申し上げられない」
その後出頭した知事の側近からは「告発者さがし」について重要な証言も飛び出しました。
(委員)「その協議で告発文書の作成者を探そうってなったんでしょ?」
(原田産業労働部長)「まあ、そうです」
(委員)「誰からの指示?」
(原田産業労働部長)「知事から。知事からというか。結局その全体の…」
(委員)「ちゃんと答えてください。知事からの指示なんですね?」
(原田産業労働部長)「トータルとしてはそうです」
これまで一貫して、「告発文書は証拠に乏しく、元幹部は公益通報の保護対象にはならない」と主張してきた斎藤知事は、5日も従来の姿勢を貫きました。
(斎藤元彦知事)「(県が行った懲戒処分の対応は)法的にも裁判になっても対応できる。私としても問題ないと思います」