岡山県美咲町に、鎌倉時代から続く奇祭があります。神が憑依した男性が寺の境内を駆けまわるというもので【画像①】、「ゴーサマ」の名で親しまれてきましたが、危機を迎えているといいます。
祭りを次の世代に受け継ぐための、クラウドファンディングが始まっています。

美咲町の両山寺で、毎年8月14日の深夜に行われる「護法祭」です。
「護法善神」という神が男性に憑依して、境内を駆け回るという奇祭。天下泰平や五穀豊穣を願うものです。
訪れた人が、捕まらないように逃げる様子も…。

地元では「ゴーサマ」の愛称で親しまれるこの祭り。来年で750回の節目を迎えますが、実は大きな問題を抱えているのです。
(二上山両山寺住職 井上観賢さん)
「こちらが護法祭の祭神であります、『護法善神』をおまつりする『護法善神社』【画像②】です。このお社の中に、この度我々が修復を試みようとしている御神体が収めてあります」
