“緑”はうれしいけれど…利益は出る?

 緑いっぱいの『グラングリーン大阪』は本当に成功するのでしょうか。“緑”は利益を生むのでしょうか。

 りそな総研の荒木秀之主席研究員は、都市公園は成功するかとの問いに「まだわからない」と回答。「短期的にはお金を生むどころかコストがかかる」と指摘しています。清掃・セキュリティー・植栽維持など、管理コスト面で課題があるようです。現状は、「一等地で商売をする代わりに管理もお願いします」という形で、出店者・デベロッパーに管理をお願いしているとのこと。
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 ただ、長期的・広域的に考えると、周辺(福島など)の地価の上昇、インバウンド客の増加、外資の誘致などが期待できるため、「勝負はこれから!」と言えそうです。

 ちなみに、『グラングリーン大阪』開発にあたって、外国の例を参考にしたそうです。都市公園が、地価や“街の格”を上げた例は次のとおり。

 ▼シンガポール
 開発にあたって、先に公園を整備、その後に街をつくるのがシンガポール流。 
 ▼韓国(チョンゲチョン)
 耐久性に問題のあった高架の道路を壊し、昔あった川を復活させて緑地化。その結果、雰囲気が良くなり人が集まるように。 
 ▼ボストン(ローズ・ケネディ・グリーンウェイ)
 高速道路を地下に移して、その上を全て公園にした結果、人気の場所となり、周辺の地価も上昇。
 
 2027年に全面開業する『グラングリーン大阪』。果たして成功するのでしょうか。