日本代表が愛した「ハンバーグ」と「カレー」

代表選手の心もカラダも、料理で支えてきた西さんですが、サッカーA代表シェフを引退し、8月には生まれ故郷の福島で新たな道に踏み出しました。
料理の腕をふるう舞台は、2021年にオープンした『道の駅なみえ』(福島・浪江町)。

西 芳照さん:
「代表の選手、スタッフの皆さんが食べているものと同じ料理を提供しています」
『道の駅なみえ』の総料理長に就任した西さんの料理を目当てに、フードコートには長い行列も!

50歳男性:
「西さんの、代表選手が食べているカレーを食べに」
51歳サッカーファンの男性:
「美味しいです!これでサッカー日本代表になれるかな?」

現在提供しているのは日本代表選手に特に人気だという「ハンバーグ」と「カレー」。ちなみに両方味わえる「代表ハンバーグカレー」(1650円)が一番人気です。
ハンバーグには、牛と豚のあいびき肉を使うのが西さんのこだわり。
西 芳照さん:
「疲労回復には豚肉がいいと言われてますので、豚肉が入った方がいい」
豚肉に多く含まれるビタミンB1は疲労回復にぴったり。玉ねぎと一緒に食べると、より効果があるといいます。

手のひらほどあるハンバーグは、フライパンで表面に焦げ目をつけたらオーブンで10分間火入れ。ジューシーで、程よくやわらかいハンバーグに仕上がります。
そして、日本代表も愛したカレーにも西さんのこだわりがあります。
西 芳照さん:
「万人受けするカレー。タイとかベトナムに行って本場の味を覚えてきたんですけど、やっぱり日本の、ジャパニーズスタイルカレーですね」

日の丸を背負う選手たちには、日本の誰もが慣れ親しんだ“懐かしい味”をと、カレールーは日本から持っていくそうです。

西さんのダブルのこだわりが詰まった「代表ハンバーグカレー」。その味は…
篠原梨菜アナ:
「カレーのスパイスの感じも、しっかり複雑な旨味もありながらでも辛すぎず、老若男女おいしく食べられる味わいですね。ハンバーグもジューシーで、美味しい~」

このハンバーグが好きだったというのが、香川真司選手や長友佑都選手。カレーは元日本代表キャプテン長谷部誠さんのお気に入りだったとのこと。
西 芳照さん:
「西さんのカレーおばあちゃんのカレーと一緒の味がするって、一番喜んでくださったのが長谷部さん」
ちなみに、本田圭佑選手はどんな感想を言っていたのでしょうか…?
西 芳照さん:
「本田さんは美味しいとか、そういうことは言わないかな」
篠原梨菜アナ:
「なにか言われることはないんですか?『今日はこうだったね』とか」
西 芳照さん:
「何も…ないですね。まずかったんですかね?(笑)」