8月、サッカー日本代表の専属シェフとして知られる西芳照さんが『道の駅なみえ』の総料理長に就任しました。日本代表と同じメニューを提供し、すでに行列ができるほどの人気ぶり。西さんが新たな道として「道の駅」を選んだ理由を聞きました。

選手に安心感を与える“伝説のシェフ”

ワールドカップアジア最終予選の合宿が、3日から始まりました。

これまで7大会連続出場を果たしてきたサッカー日本代表ですが、その活躍を18年間、陰で支えてきたのが日本代表専属シェフ・西芳照さん(62)です。

吉田麻也選手:
「西さんがナンバーワン、西さんがナンバーワン!」 
長友佑都選手:
「めちゃめちゃ美味しい」

さらに、西さんは2023年のラグビー・ワールドカップでも日本代表のシェフをつとめ、8月のパリ五輪では、なでしこジャパンの専属シェフとして帯同しました。

トップアスリートたちに愛される西さんの料理の力。それを痛感したというのが、西さんが初めて日本代表シェフとなった2004年に、U-23のキャプテンを務めていた鈴木啓太さん(43)です。

鈴木啓太さん:
「西さんが来る前、2004年のアテネ五輪最終予選。最後の試合の時には23人中18人がお腹壊していて、試合の直前までトイレが埋まってる状況だった」

海外での試合は食事にリスクがありましたが、西さんが来て食事が強みになったといいます。

鈴木啓太さん:
「国によっては、ちょっとこれ食べづらいなとか、苦手だなというものが沢山あったりするけど、西さんがいてくれると安心する。精神的な安心感というのはものすごく大きい」