1年間で3割近い値上がりです。電気料金の値上がりの影響は家庭だけでなく市民生活に身近な「灯り」にも及んでいます。


東京電力の9月と10月の電気料金は、一般家庭で1kw/h 5円13銭となっています。


1か月の電気料金は標準家庭で9126円と、去年10月と比べおよそ1900円率にして26%上がっています。


この影響は家庭だけでなく、安全な暮らしに欠かせない街路灯にも及んでいます。


街路灯は山梨県甲府市内に約2万1500基あり、電気料は各地域の自治会が負担しています。


甲府市は毎年5月の電気料金を基準に10か月分を補助していますが、今年の料金で算出したところ市全体でおよそ565万円の不足が生じました。


甲府市協働推進課 山本和弘 課長:
これまでここまで値上がりしたことはなかったので大変驚いているとともに、安全で安心な住みよい街づくりにつなげていけるように、電気量の予算を増額して対応したい。


甲府市は自治会の負担を軽減するため街路灯の電気料の補助金を増額することとし、762万円の事業費を補正予算案に計上し9月市議会に提出します。