老朽化は進んでいるものの新調済み補修済みの部分も
問題のプールはどれくらい老朽化が進んでいるのか。町の許可を得て取材班は施設の中に入ることができた。
(平群町の担当者)
「(階段は)ご覧いただいた通り非常に劣化が激しくて、特に小さいお子さまも歩かれますので、安全対策上で十分な維持補修が行き届いていない状況でございます」
プールサイドのシートは至るところで剥がれ落ち、ウォータースライダーはツタに覆われて鬱蒼としている。新型コロナウイルスの影響で2年間営業できなかったこともあり劣化が進んだようだ。ところが…。
(記者リポート)
「こちらの『ろ過ポンプ』ですけれども、3年前に取り換えられたばかりということで見た目はかなりきれいです」
水を浄化する「ろ過ポンプ」はなんと最後に営業した2019年に新調されたという。幼児用プールも5年前に全面補修をしたばかりだった。
(平群町の担当者)
「こちらが流水プールとなっております、水の入れ替えをしておりませんので今は見えませんが、プール槽にささくれや塗装の剥離などが見られます。(Qコロナ以降、水を抜いたことはあった?)今のところございませんでした」
プールの底は損傷が激しいというが、水を抜いて確認したのは3年前だという。