「近くで見られるっていいですね」
新たな収入源確保へ有料観覧席も設置

財源確保のための新たな取り組みとして、今年試験的に有料の観覧席も試験的に導入されました。若宮八幡社の境内に設けられた特設会場には、椅子が設置され、観光客は間近で舞や演奏を堪能しました。

この有料観覧席は、行事運営委員会が富山市や旅行会社などと連携して企画したのもで、1日は東京発着のツアー客約50人が参加しました。

町流しとは異なる静かな空間でおわらを鑑賞した観光客は…

ツアーの参加客:「間近で見られてとてもよかったです。本当に貴重な経験でした。楽しかったです。(有料の価値はありますか?)ありますよ。満足度は? 100点。120点」

ツアーの参加客:「いいですね。近くで見られるというのは見素晴らしいことですね。座って見られるということを言われて、そんなラッキーなことあるのかなと思って助かりました。もう年だから」

観覧料はツアー代金に組み込まれていて、一部が祭りの運営や保存に充てられるということです。

おわら風の盆行事運営委員会:橘賢美さん「三百数十年の歴史があって、先人たちが築いてくれた、八尾の町民文化ですので目いっぱい継承していきたいなと考えております」

坂の町で300年以上続くおわら風の盆。
後世に遺す取り組みは始まったばかりです。