9月1日に開幕した「おわら風の盆」。今年も全国から大勢の観光客が訪れましたが近年は、担い手不足や資金難が課題となっています。運営資金確保のため、今年は、好きな町内のうちわを買って、その町内を応援する“推し活”グッズが登場しました。持続可能な「おわら風の盆」へとつながるのでしょうか。
哀愁を帯びた胡弓と三味線の音色が響き、踊り手たちが繰り広げる優美な舞。富山に秋の訪れを告げる「おわら風の盆」は、立春から数えて二百十日の台風到来の時期に風封じを行い、五穀豊穣を願う民謡行事で、9月1日から3日までの期間中、町流しや輪踊りなどが行われます。

今年は、この「風の盆」の由来の通り、台風10号が日本列島を直撃し、一時は開催が心配されました。各町では夜の町を彩る“ぼんぼり”を、一度設置したものを撤去したり、設置を遅らせたりする対応がとられました。
西町の住民:「飛ばされたらまずいということで、とりあえず看板は付けない状態で、まだ準備段階という感じです」
西町の住民「晴れてくれればと思うんですけど…」















