アメリカから“越境”
アメリカ側のトロピカルサイクロン(熱帯低気圧)が太平洋を西に進んでいて、日付変更線を超えて台風になる可能性がありました。
太平洋とインド洋の台風や低気圧などを監視し、情報を提供するアメリカ軍の気象機関・JTWC(Joint Typhoon Warning Center)の予測では、日付変更線の東で発生したトロピカルストーム「HONE(ホネ)」が、トロピカルサイクロンとなっていて、太平洋のハワイ諸島・ミッドウエイの南を西よりに進み、日本時間の9月2日に日付変更線を超えました。気象庁は熱帯低気圧としていて、越境台風とはなりませんでした。

アジア太平洋域予想天気図(2日午前9時)では、フィリピンの東には台風11号が、そして日付変更線の付近に、トロピカルサイクロンHONEがあります。また、日本の南には別の熱帯低気圧がありますが、こちらは今後発達はしない予想です。
