「もう結女ちゃんではなくて…」

今季、副キャプテンに就任した滝川選手。今度は、自分が若い選手たちにアドバイスする立場へと変わっている。

「監督からも『もう結女ちゃんじゃなくて、もう自分が教える立場だったり、若い子たちを育てていく立場というのも自覚を持ちなさい』と言われています。もう25歳になりますし、やっぱり次は自分が若い子たちが成長できる場を作ってあげたりとか、自分が感じたことを伝えてあげたりとか、そういうことは練習中も意識してやっています」

トレーニングの取材中も、若手選手にアドバイスをする姿を多く見るようになった。
自分自身が周りに支えられてきたからこそ、経験を若い選手に伝えたい― 
そんな意識と覚悟が垣間見えた瞬間なのかもしれない。

「ベテランがいるチームはすごく大事だと思いますが、そのベテランを追い越していくような若い子が出てこなきゃいけないなと思っています。自分自身ももちろんそうですが。もっともっと若い子が“突き上げる”じゃないですけど、チームを引っ張っていくことも大事だと思います。自分自身は今シーズン、そういう覚悟でやっていきたいなと思います」