中国の電気自動車メーカー・BYDのEVレンタカーの運用が、県内で本格的に始まりました。

29日から本格的に導入されたのは中国の電気自動車メーカー・BYDの小型EV「DOLPHIN ロングレンジモデル」で、那覇空港、宮古空港、石垣空港付近のバジェットレンタカーの店舗であわせて130台の運用が始まりました。

BYDは2017年から県内の自治体にEVバスを提供していて、これまでに国頭村や伊江村などがおよそ20台導入しています。

今回導入される「DOLPHIN」は走行中に二酸化炭素を排出しないことや、フル充電で470キロあまり走行可能となっていて、沖縄のレンタカーの平均走行距離をカバーすることができます。

エバーグリーンモビリティ・濱田剛代表取締役社長
「沖縄を訪れる人たちに自然に負荷をかけない車で隅々まで訪れて、魅力を満喫して笑顔になっていただく。そして地域の自然を守ることでそこに暮らす人、そこで事業をされる人たちも笑顔になっていただく」

沖縄観光コンベンションビューローの下地会長は、EVレンタカーの導入について「旅行者も環境保全の意識が高まっている。沖縄観光にとって大きなメッセージになる」と期待を寄せました。

また、エバーグリーンモビリティは豊見城市と災害協定も締結しており、災害時には非常用電源として「DOLPHIN」を提供するとしています。