台風10号について気象庁は午前10時半、鹿児島県出されていた暴風・波浪・高潮特別警報を警報や注意報に切り替えました。
気象庁によりますと、台風10号の勢力は、上空の乾燥した空気や上陸したことの影響で「非常に強い」から「強い」に変わっています。
こうしたことから、気象庁は鹿児島県に一時出されていた▼暴風特別警報を暴風警報と強風注意報に、▼波浪特別警報を波浪警報とし、▼高潮特別警報を高潮注意報にしました。
台風10号は、午前10時には、熊本県水俣市付近を1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いているものと推定されます。
気象庁は特別警報から警報などに切り替えた地域でも暴風に厳重に警戒を続けるとともに高波にも警戒するよう呼びかけています。
さらに、あすにかけて山口県と九州・四国地方の広い範囲で線状降水帯が発生するおそれがあるほか、予想される24時間雨量は、多いところで、▼あす午前6時までは九州南部で600ミリ、九州北部と四国で400ミリ、東海で300ミリ、▼あさって午前6時までは四国で400ミリ、九州北部と東海で300ミリの大雨が予想されていることから、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒をするよう呼びかけています。
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