“令和のコメ騒動” 供給は「順次回復していく」
“令和のコメ騒動”といわれるほど一部で品薄となっている米。28日、坂本農水大臣は。

坂本哲志 農水大臣
「令和6年6月末の在庫量は、近年では低い水準となっている」
米の品薄の背景について、地震や台風に備えた買い込み需要や、お盆休みで物流が滞ったことなど、複数の要因が重なったと指摘しました。
また都内の、ある精米店の代表は苦しい現場の事情を明かします。

精米店 代表
「いま品薄感があって、市場原理が働いて需要と供給のバランスで高くなっている。問屋も『こんなに高いと手が出ない』というような、あるいは買ったところで、もし万が一、値段が下がったら問屋も大損になってしまうので買い控えをしている状況」
この精米店では、米の在庫がひっ迫しているため9月からの値上げを決めました。
では、店頭での品薄は、いつまで続くのでしょうか。

農水大臣は、早いところでは新米の流通が始まっているとして、供給は「今後、順次回復していく」との見通しを示しました。
坂本哲志 農水大臣
「消費者の皆様におかれましては、必要な量だけ米を買い求めいただくなど、落ち着いた購買行動をお願いしたい」