米不足により各地で品切れが相次ぐ中、なんとか食卓にご飯を取り入れようと、試行錯誤する動きが活発化しています。食卓に流通する時期はいつ頃になるのでしょうか。
大阪府は「備蓄米」流通を要望も…すでに首都圏などでは“新米”販売

良原安美キャスター:
“米不足”について大阪府が調査を行ったところ、府内の小売店8割で、米の品切れが起こっていることがわかりました。
吉村知事は26日、「ひっ迫しているのであれば倉庫に眠らせておく必要はない」として、政府の備蓄米の市場への流通を要望しました。

これに対し27日、坂本農林水産大臣は「備蓄米は備蓄米。よほどのことがない限り、さまざまな流通関係に影響を与えるおそれがあるので、慎重に考えなければいけない」「9月には1年の出荷量の4割程度が出回る」とコメントし、冷静な購買行動をとるように呼びかけています。
もう新米の時期がやってきましたが、米不足解消のカギになるのでしょうか?

すでに新米は出回り始めており、たとえば富山県産の「てんたかく」や新潟県産の「つきあかり」は、初めての検査でどちらも一等米比率100%と、出来がよいそうです。「てんたかく」は27日から県内外に出荷され、「つきあかり」も今週末から順次、関東のスーパーに出回るということです。
また、千葉県産の「ふさおとめ」など、関東産の新米もすでに出回っています。収穫は8月初旬から始まっており、米の卸売りによると、すでに首都圏のスーパーなどで売られているということです(※店舗によって販売状況は異なる)。
このように順次新米も出回っていますが、お米には困っていませんか?
井上貴博キャスター:
スーパーで売っていないところはありますね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
我が家は、いつも買い物しているスーパーやネットスーパーでお米がなかったので、一瞬「ない、ない」となりました。
しかし、出張先の茨城県のスーパーに行ったら、僕の地元である宮崎県産の新米がもう出ていたので、5キロを2つぐらい買って帰りました。これで「うちはもう大丈夫」となりましたが、一時的にお米がない状態はあることを実感しましたね。
ホラン千秋キャスター:
特にご家族が多いと、お米の消費も早いというか、消費量が多いので、大変だろうなと思います。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
「ない」となってしまうと、どうしても少し焦る気持ちは出てきますよね。