前線や暖かく湿った空気の影響で、青森県内は28日にかけて雷を伴い雨が激しく降る所がある見込みで、JRは28日、五能線の一部区間で列車の運転を取りやめることなどを発表しました。県内は前線や暖かく湿った空気の影響で各地で雨となっています。
27日の降り始めからの雨の量は、鰺ヶ沢で65mm、五所川原市市浦で62.5mm、むつ市湯野川で59.5mmなどとなっています。
この大雨のため、JRは五能線の鰺ケ沢から秋田県の能代までの間で上下線合わせて19本、八戸線も2本が運休となりました。28日も鰺ヶ沢から秋田県の岩館までの間で、始発から昼ごろまで列車の運転を取りやめることなどを発表しています。
気象台によりますと、県内は28日の明け方にかけて大雨となる所がある見込みです。
この後、28日午後6時までの24時間に降ると予想される雨の量は多い所で津軽で120mm、下北と三八上北で100mmとなっています。
気象台は、28日明け方にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。
また、非常に強い台風10号は鹿児島県の一部を暴風域に巻き込みながら「西寄り」に進んでいます。
8月30日以降は、次第に進路を北東に変えて東日本へ接近する見通しで、東北地方でも台風がもたらす雨や風の影響が心配されます。