パリパラリンピックで、女子マラソン・視覚障害者のクラスに出場する道下美里選手(47)が26日、パリに向けて出発しました。
出発前日、地元で行った最後の練習に密着しました。
早朝の公園「とにかく力をもらいます」
8月25日午前4時。福岡市の大濠公園に道下美里選手の姿がありました。

RKB 宮脇憲一アナウンサー「この時間から走るのはどういう目的ですか?」
道下美里選手「日が出てくるとかなり暑いので、パリは今そこまで暑くない。福岡のメンバーと一緒に走ってとにかく力をもらいます」
「絆」と呼ばれるロープで結ばれた伴走者と走る視覚障害者のマラソン。
大濠公園では10人ほどの伴走者と練習を共にしています。
出発直前のメニューは1周2キロのコースを16周の32キロ。
強弱をつけ、これまで体に覚えさせてきた走りを崩さないための最終調整です。

一時、激しい雨が降ったものの、パリでのレースを見据え止まることなく走り続けていました。