気象庁から26日正午現在の台風10号の最新予報が発表されました。予報円の中心は、29日(木)に九州南部・鹿児島に上陸する予想となっています。
一方、アメリカやイギリスなどは、九州への上陸はさらに遅くなると予想しています。
福岡管区気象台は、「進路の予想がまだ不確実」として最新の情報を確認するよう呼びかけました。
動きが遅いため、影響は長時間に及ぶ見通しです。
時速20キロ→15キロ→10キロ→ゆっくり 影響は長時間に

時速20キロとゆっくり西北西に進んでいる台風10号。12時間後の27日0時には時速15キロと遅くなり、27日正午には時速10キロ、その後さらにスピードを落とすと予想しています。
スピードが遅くなるとどうなるのか。
さらに発達するおそれ

もちろん日本に近づくのも遅れますが、それ以上に気になることがあります。
日本に接近するまでの間、高い水温の海域をゆっくり進むために、さらに発達するおそれがあるのです。このため、強い勢力のまま北上し、29日(木)には九州南部に上陸するおそれがあるのです。
また、日本付近通過時には暴風雨や高波が長時間続くことになり、警戒が必要な時間が長くなります。