その名の通り、使われている桃はすべて盛岡で育ったものです。

(甲斐谷キャスター)
「収穫の時期を迎えている桃の畑。あたりは甘い香りに包まれています。そして袋から顔をのぞかせているのがきれいな桃色です」

盛岡市手代森の田屋果樹園では、8月から9月にかけて6種類の桃を育てています。
お盆明けから収穫が始まったのが中生の2品種。


代表的な桃の品種のひとつで果肉がやや硬めな「川中島白桃」と、皮も果肉も黄色く甘い香りが漂う「黄金桃」です。


桃はひとつひとつ丁寧に袋かけされていて、日焼けによる皮の色の変化を防いでいます。
2024年は暑さの影響か、例年に比べ収穫はやや早めに進んでいますが、甘く大きく育ち出来はいいということです。
こうして育った盛岡の桃を使う砂田屋のスイーツ。


調理で大切にしていることを佐々木春奈さんに聞きました。

(砂田屋 佐々木春奈さん)
「層をたくさん作って食感や味を楽しめるようにしています」

層を作る。その言葉通り、桃味のゼリーの上にパンナコッタやプリン、そこにさらに小さくカットした桃をたっぷり乗せて、仕上げにレモン風味のゼリーをかけていきます。