火が上がる住宅に人影が…男性がとった行動は

火事があった住宅

火が出ている住宅を見ると、1階に掛るカーテンに人影が見えました。「誰かおる?」。とっさに住宅に向かって走り、網戸とカーテンを開け叫びました。

すると奥から小学生と中学生の女の子が歩いて出てきました。池田さんはすぐに窓から1人ずつ女の子を抱え、2人を救出しました。

普段は警備員として働く池田さん、当時の様子を「体が自然に動いた」と振り返ります。

その後、女の子たちの両親は自力で脱出し、民家に住む全員が避難できました。無事だった娘たちを見て、母親は涙を流していたといいます。

当時の状況について話す池田さん

火は約1時間半後に消し止められましたが、住宅が全焼したほか、隣接する倉庫などが焼けました。それでも住宅の住人を含めてけが人はいませんでした。

消火活動に当たった消防隊は「あと数分遅ければ助かっていなかった」と当時の状況を話します。この勇気ある行動に対して広島市東消防署と広島東警察署は20日、池田さんに感謝状を贈りました。

感謝状を受け取った池田さんは「嬉しいというか申し訳ないという気持ちがあります。僕の中ではそこまでのことではないです」と少し照れながら話しました。