“加害者が悪い” が当たり前になってほしい

「そういう服装をしてたから…」「そういう繁華街に言ったから…」と被害にあった人に落ち度があるように言う人もいます。

しかし、そういう言葉があると被害を打ち明けづらくなってしまうことから、永守さんは“加害者が悪い”という当たり前の社会になるべきだと強調します。

ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「社会全般に関しては、被害に遭った人に落ち度があるんじゃないかとか、そういう服装をしていたからとか、そういう繁華街に行ったから、そんなことになったんだというような “責めるようなことを言う人” が残念ながらいるんです。そういった言葉があると、被害者が被害を打ち明けづらくなってしまうんですね」

「加害者というのは1人だけではなく、何人も加害しているので、被害者が黙ってしまうと、加害がその後も続いていくことになるんです。なので、被害者を責める言葉っていうのは加害者をエンパワーメントしてしまう。加害行為がその後、続くきっかけになってしまう可能性があるので、被害者を批判するのではなく、加害者が悪いということが当たり前の意識になってほしいです」